アンリ・ボワイヨは、フランス・ブルゴーニュ地方コート・ド・ボーヌ地区、ムルソー村を拠点とする生産者。自社畑を持つドメーヌ部門と、選別した買いブドウや原酒を用いるメゾン(ネゴシアン)部門の両方を展開し、白・赤双方のワインを手がけています。
ムルソーの生産者家系に生まれたアンリ・ボワイヨは、家業であるドメーヌの運営に加え、より広範なアペラシオンを扱うメゾン部門を設立。ドメーヌでは栽培から醸造までを自ら管理し、区画ごとの条件を踏まえた一貫したワイン造りを行っています。メゾン部門では契約生産者のブドウを厳選し、醸造と熟成は自身の管理下で実施されています。
所有畑はムルソーを中心に、ピュリニー・モンラッシェ、ヴォルネイ、ポマールなどコート・ド・ボーヌ各地に広がり、村名クラスからプルミエ・クリュ、グラン・クリュまでを含みます。メゾン部門においてもコート・ド・ニュイを含む広範な産地を扱い、アペラシオンごとの特性を踏まえた原料選定が行われています。
栽培では収量管理を重視し、成熟度を見極めた収穫を徹底。醸造では果実の質感と構造の均衡を重視し、過度な抽出や樽の主張に依存しない方針が採られています。白ワインは張りのある酸と明確な輪郭を、赤ワインはタンニンの質感と安定した構成を特徴とします。
ドメーヌで培われた経験と判断基準を基盤に、幅広いアペラシオンを安定した品質で提示する体制。ムルソーを軸に、ブルゴーニュ各地の個性を整理された形で表現する生産者です。